ケーブルを編集する
ケーブルを変形する
ツール |
ツールセット |
変形 |
基本 |
ケーブル電路をダブルクリックして変形するか、またはケーブル電路を右クリックしコンテキストメニューからパスを編集を選択します。変形ツールが自動的にアクティブになり、オブジェクトを変形できるようになります。ケーブルブレイクを追加して、ケーブルを複数のセクションに分割することもできます。
使用できる変形ツールのサブモードはNURBS曲線の場合とよく似ており(NURBS曲線を変形するを参照)、さらにパスを変形、ブレイクの編集、およびブレイクを移動のモードが使用できます。
モード |
説明 |
パスを変形 |
ケーブル電路を変形します。ケーブルの頂点を移動、追加、削除、または変更できます。ケーブルの片方の終端を移動すると、ケーブルは機器または分配器を探し、他方の端も接続されていれば、終端の新しい場所で接続します。強調表示によって、新しい機器または分配器と連結できる場所が示されます。 ケーブルの頂点を移動して、長さを増やすと、ケーブルの長さのパラメータが調整されます。たとえば、たわみを図示する滑らかなパスを作成するために、頂点のタイプを変更することができます。 |
ブレイクの編集 |
既存のケーブルを複数のケーブル部品に分割できます。モードを頂点を追加サブモードと組み合わせて特定の場所のケーブルを切断(分割)し、ケーブル電路のコネクタ位置の制御を可能にします。たとえば、開閉できるようにしなければならないドアや、別のトラスから別の機会に移動しなければならないトラスのケーブルについて、ケーブルの切れ目を強調する必要がある場合などに使用します。分割したケーブルは同じケーブル電路IDとコネクタを共有します。 モードを頂点を削除サブモードと組み合わせて、既存のケーブルブレイクを削除します。開始セクションの始端側スラックと終了セクションの終端側スラックを使用して、それまで分割されていた部分が1つに結合されます。このセクションのケーブル部品は再構築されます。 |
ブレイクを移動 |
既存のケーブルブレイクを移動します。各セクションのケーブルの長さが十分になるように、ケーブルブレイクの箇所にあるケーブルセクションのみ、ケーブル部品が再構築されます。 |
変形後、インベントリと新しいケーブルの長さ、および接続の更新内容に基づき、正しい数の部品を使用してケーブル電路の部品が再構築されます。
ケーブルが沿っているケーブルパスを変形した場合や、ケーブルパスまたはトラスシステムのパスを移動または回転した場合も、ケーブル電路は自動的に適合します。
変形ツールは、1度に1つのケーブルにのみ作用します。選択した複数のケーブルの共通する箇所にケーブルブレイクを追加する必要がある場合は、選択したケーブルを右クリックし、コンテキストメニューからケーブルブレイクポイントを追加を選択します。
ケーブルブレイクをダブルクリックして、ケーブルブレイクのプロパティを編集します(同じ場所に複数のケーブルブレイクがある場合、その点のすべてのケーブルブレイクが編集されます)。ケーブルブレイクの編集ポップオーバーが開きます。ケーブルブレイクの名前を入力します。これは、レポートおよびデータタグで使用されます。ケーブルの各セクションのブレイクの始端側および/または終端側でのスラックの長さも指定できます。スラックケーブルの長さを入力してください。これは、レポートおよび計算でケーブルの長さに加算されます。
ケーブル設定
ケーブルの表示も、オブジェクト情報パレットの設定をクリックして編集できます。
ケーブルスタイルを使用すると、ケーブルの表示、タイプ、コネクタ、クラス設定、およびデータタグが予め設定されます。設定は必要に応じて調整できるほか、新しいケーブルスタイルリソースを作成できます。
ケーブル設定を変更するには:
選択したケーブル電路のオブジェクト情報パレットで設定をクリックします。
ケーブル設定の編集ダイアログボックスが開きます。
クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。
パラメータ |
説明 |
スタイルを使用 |
リソースセレクタで、ケーブルスタイルをダブルクリックして適用します。概念:プラグインオブジェクトスタイルを参照してください。 |
スタイルなしに変換 |
スタイルが適用されたケーブルを編集できるように、スタイルなしに変換します。現在の値は保持されますが、すべてのペインのすべてのパラメータがインスタンスの値を使用するように設定されて編集可能になります。 |
一般 |
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テープカラーコード |
ケーブルをカラーコードで識別します。これは、ラックやブレイクのラベル作成に使用できます。 |
先端コネクタ/終端コネクタ |
ケーブルの両端のコネクタを指定します。 |
ケーブルタイプ |
いずれかのケーブルタイプを選択します。 |
コネクタマーカー |
ケーブル電路に沿ってコネクタを配置する場所を示すマーカーを選択します。
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2D表示 |
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線種 |
ケーブルのラインタイプと線の太さを選択します。 |
先端マーカー/終端マーカー |
ケーブルの先端および終端マーカーを指定します。 |
ラベルの面 |
ラベルの面を塗りつぶしにするか、またはなしにするかを選択します。面の色は、クラスペインのクラスで設定します。 |
クラス |
ケーブルのさまざまなラベルや部品の外観や表示を制御するには、図面にあるクラスのリストからクラスを選択するか、または新しいクラスを作成します。 |
データタグ |
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データタグのリスト |
挿入時にケーブルに付けられるデータタグと、データタグの挿入場所が表示されます。データタグおよびラベルを追加するを参照してください。 リストに追加するには、追加ボタンをクリックします。次に、リストからデータタグを選択して、パラメータを設定します。 |
追加 |
リストにデータタグを追加します。 |
削除 |
選択したデータタグをリストから削除します。 |
スタイルを使用 |
シンボルのプロパティを、スタイルとインスタンスのどちらで設定するかを選択します。 |
データタグシンボル |
リソースセレクタをクリックして、データタグシンボルを選択します。エンタテインメントフォルダまで移動し、分配ケーブルファイルを選択して、ケーブル用のデータタグを表示します。 |
位置 |
データタグを配置する場所として、ケーブル電路の始点、中間点、または終点、あるいはケーブル電路の各ケーブル部分の始点を選択します。 ケーブル電路の始点にデータタグを配置する場合、タグに電路の最初のケーブルの名前を含めるには、UsedPartsOrderedフィールドをデータタグ定義に追加します。データタグを編集するを参照してください。 |
オフセット |
ケーブルからデータタグをオフセットする距離を指定します。 |
ケーブルと連動して回転 |
データタグを回転させて、最も近いケーブルの一部の角度と一致させます。 |
クラス |
外観や表示を制御するには、図面にあるクラスのリストからクラスを選択するか、または新しいクラスを作成します。<図形のクラス>を選択すると、ケーブルオブジェクトと同じクラスにデータタグが配置されます。データタグのスタイルに指定したクラスを使用するには、<データタグスタイルのデフォルトクラス>を選択します。 |
必要に応じて、オブジェクトからスタイルリソースを作成します(プラグインオブジェクトスタイルを作成するを参照)。
ケーブルオブジェクトは、オブジェクト情報パレットから直接編集できます。オブジェクトスタイルを使用しているケーブルでは、スタイルで設定したパラメータは参考情報として表示され、編集はできません。オブジェクト情報パレットのパラメータの多くは、参照やレポート作成のためのものです。
クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。
パラメータ |
説明 |
スタイル |
現在のスタイルを置き換え、削除、または編集するか、このオブジェクトの新しいプラグインオブジェクトスタイルを作成できます。プラグインオブジェクトスタイルをオブジェクト情報パレットから変更するを参照してください。 スタイルを編集すると、そのスタイルを使用しているファイル内のすべてのインスタンスが変更されます。 |
スタイルのパラメータを非表示 |
スタイルで設定したパラメータが非表示になり、ダイアログボックスまたはオブジェクト情報パレットで編集できなくなります。 |
設定 |
ケーブル設定ダイアログボックスが開き、ケーブルのタイプ、コネクタ、および外観を指定できます。次を参照してください:ケーブル設定 |
ケーブルタイプ |
ケーブルのタイプ(電源、データ、ジャンパー、またはマルチ)が表示されます。 |
ケーブル電路ID |
ケーブル電路に名前を付けます。これは、ラベル、一覧表、その他のワークシートで役に立ちます。 |
ユニバース |
ケーブルに割り当てるユニバースを指定します。 |
ラックID |
ケーブルを接続するラックに名前を付けます。 |
ボックスID |
配電ボックスに名前を付けます。 |
ポートID |
ケーブルを接続するポートに名前を付けます。 |
ケーブルチューブID |
ケーブルを含むチューブまたはバンドルに名前を付けます。 |
テープカラーコード |
ケーブルをカラーコードで識別します。これは、ラックやブレイクのラベル作成に使用できます。 |
始点/終点 |
ケーブルの始点と終点で接続されているオブジェクト(分配器、電気機器)が表示されます。 |
先端/終端アダプター |
ケーブルの先端または終端にアダプターがある場合は、リストから選択します。検索ボックスにテキストを入力すると、リストの項目が絞り込まれます。 |
設置場所 |
ケーブルの設置場所を指定します。 |
ボルト |
電源から供給されるケーブルの電圧を指定します。 |
アンペア |
電源の最大アンペア数を指定します。 |
長さ |
ケーブル電路の全長が表示されます。 |
ケーブル詳細設定 |
ケーブル詳細設定ダイアログボックスが開き、ケーブル電路を構成するケーブル部品を具体的に定義できます。次を参照してください: ケーブル電路の設定 |
ユーザー1/2/3(数値) |
オプションで、ケーブルに関するメモやコメントを追加します。これはレポート作成に役立ちます。ユーザー3は数値のみ入力できます。 |
電圧降下 |
ケーブル抵抗で失われた電圧の量が表示されます。 |
先端コネクタ/終端コネクタ |
ケーブルの両端のコネクタを指定します。必要に応じて別のコネクタを選択します。 |
同じ長さのケーブルを選択 |
現在選択しているケーブルと同じ長さのケーブルをすべて選択します。これにより、図面でケーブルを使用している場所をすばやく特定して編集などを行うことができます。 |
荷重情報 |
Braceworksの計算で、ケーブルは荷重と見なされます。挿入点が構造要素上にある場合は、その構造への荷重と見なされます。荷重情報はBraceworksの計算とレポートに使用されます(Braceworksが必要)。 |
荷重計算に含める (Braceworksが必要) |
Braceworksの計算にケーブルを含めます。構造計算からオブジェクトを除外するには、選択を解除します。 |
荷重グループ名 |
荷重カテゴリは常にケーブルになります。 |
荷重ID |
レポートの参考情報として、荷重に固有のIDを入力します。 |
荷重名 |
荷重計算でオブジェクトを識別するための名前です。通常はオブジェクトの名前が使用されます。 |
単位長さ重量 |
ケーブルの単位長さ重量を指定します。この値変更は、総重量値に影響を及ぼします。 |
総重量 |
オブジェクトの総重量を入力します。 |
吊り元 |
ケーブルを連結している場合は、関連付けられたリギングオブジェクトの名前が表示されます。 荷重を連結する方法については、連結を作成するを参照してください。 |
設備 サブパーツ |
オブジェクトを構成するサブパーツを一覧表示します。これらのサブパーツは、設備リストとインベントリリストで別々にカウントされ、レポートが作成されます。 Spotlight設定:インベントリペインで、このタイプのオブジェクトに表示するパラメータを選択する必要があります。 |
設備 仮想パーツ |
仮想パーツはオブジェクトに関連付けられ、設備リストとインベントリリストでレポートが作成されますが、図面には表示されません。仮想パーツを追加すると、オブジェクト情報パレットで一覧表示されます。 |
仮想パーツを編集 |
仮想パーツダイアログボックスが開き、オブジェクトに仮想パーツを追加できます。次を参照してください: 仮想パーツおよび個別仮想パーツを管理する |
ソースの割り当て |
ソースの割り当てダイアログボックスが開き、オブジェクトとそのサブパーツ、および仮想パーツをインベントリのソースに割り当てることができます。次を参照してください: 設備をインベントリに割り当てる |
ケーブル電路の設定
ケーブル電路は、特定のタイプおよび長さのケーブル部品で構成されます。必要に応じて、1本以上のケーブル電路の設定を調整できます。ケーブルの各セクションには、データとして名前、始端側スラック、たわみ、終端側スラック、およびケーブル部品が含まれています。スラックとたわみの長さは、ケーブルセクションに必要な全長に寄与し、このケーブルセクションに必要なケーブル部品の数にも影響します。このデータはすべてデータタグに表示され、ワークシートにレポートされます。データの大部分が、ワークシートから編集できます。
ケーブル電路またはケーブルのセクションの設定を変更するには:
選択したケーブル電路のオブジェクト情報パレットでケーブル詳細設定をクリックします。
ケーブル詳細設定ダイアログボックスが開きます。
複数のケーブルを選択した場合、左側のケーブルリストで、どのケーブルを編集するかを選択できます。また、<すべてのケーブル>を編集することもできます。
変形ツールのブレイクの編集モードを使用してケーブル電路をセクションに分割した場合は、左側のセクションリストで編集するケーブルのセクションを選択するか、<すべてのセクション>を編集できます。
クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。
パラメータ |
説明 |
部品 |
ケーブル電路またはケーブルリストから選択したケーブルのケーブル部品を選択します。 |
利用可能な部品 |
利用可能なケーブル部品が一覧表示されます。 |
検索 |
検索ボックスにテキストを入力すると、リストの項目が絞り込まれます。 |
互換性のある部品のみを表示 |
利用可能な部品のリストにフィルタをかけて、互換性のある部品(選択されているケーブル電路と同じ先端コネクタと終端コネクタを持つ部品)のみを表示します。 |
ケーブル部品の管理 |
ケーブル部品の管理ダイアログボックスが開き、利用可能なケーブル部品を指定できます。次を参照してください:ケーブル部品を管理する |
> |
選択したケーブル部品を、利用可能な部品リストから選択中の部品リストに追加します。あるいは、部品をダブルクリックして移動させることもできます。 |
< |
選択したケーブル部品を設定から削除します。あるいは、部品をダブルクリックして移動させることもできます。 |
選択中の部品 |
ケーブル電路のケーブル部品が一覧表示されます。 |
部品の合計長さ |
選択中の部品リストにあるケーブルの全長が表示されます。リストを変更すると、この値も更新されます。 |
部品リスト概要表示 |
タイプに従って部品が一覧表示されます。ケーブル部品のタイプごとに数量が表示されます。 |
すべての部品を表示 |
構成内の各ケーブル部品が順番に一覧表示されます。順番を変更するには、ドラッグ&ドロップします。 |
ケーブル情報 |
ケーブル電路またはケーブルに関する情報と、ケーブル電路の長さの計算方法が表示されます。 描画長さ:図面内のケーブルを表すパスの全長。 指定余長:ケーブルの余長(ケーブルデフォルト設定から取得されます)。 指定たわみ:ケーブルのたわみの長さ(ケーブルデフォルト設定から取得されます)。 回路取り出し長さ:ケーブル電路に接続されたブレイクアウト分配器の回路テールの長さ。 合計必要長さ:図面内で必要なケーブル電路の全長であり、描画長さ、余長、たわみ、および回路出力の長さを合計して算出されます。 ケーブル電路余剰長さ:部品の合計長さから合計必要長さを差し引いて、十分なケーブルが電路に割り当てられていることを確認します。 電圧降下:ケーブル抵抗で失われる電圧のパーセンテージ。 |
セクション |
変形ツールのブレイクの編集モードを使用して、ケーブル電路をセクションに分割できます。このタブには、ケーブル電路を構成するセクションが一覧表示され、選択したセクションに名前を付けたり、セクションの始端または終端にスラックを追加したりできます。 <すべてのセクション>を選択すると、ケーブル電路全体の始端や終端にスラックが追加されます。 デフォルトのたわみに戻すをクリックして、セクションに加えられたたわみの変更をすべて削除します。 |
ケーブル情報エリアには、部品の合計長さと比較した合計必要長さなどのケーブル情報が表示されます。利用可能なケーブル部品のうち必要な部品を選択中の部品リストに移動して、ケーブル電路の構成を設定し、それが少なくとも合計必要長さと同じ長さであることを確認します。<および>ボタンを使用するか、あるいは単にリスト間でケーブル部品をドラッグ&ドロップします。
ケーブル詳細設定に問題がある場合、ダイアログボックスを閉じると警告が開きます。警告が表示される状況には、ケーブル電路が短すぎるか長すぎる場合(短くすることは可能な状態)、あるいはケーブルのセクションが短すぎるか長すぎる場合などがあります。
次のいずれかの操作を行います。
セクションを再ビルドをクリックし、ケーブルデフォルト設定ダイアログボックスのデフォルト部品設定を使用して、問題のあるすべてのセクションを再構築します。ケーブル詳細設定ダイアログボックスが再度開いて、再構築された最初のセクションが表示されます。
キャンセルをクリックして、ケーブル詳細設定ダイアログボックスを再度開きます。ケーブルに問題がある最初のセクションが表示され、手動で部品を追加または削除できます。
必要に応じて、ケーブル部品の管理をクリックして、利用可能な部品リストにあるケーブルを調整します。ケーブルインベントリをレビューし、必要に応じて変更します。
ケーブルエラー
配置時に接続エラーが発生すると、ケーブルエラーダイアログボックスが開き、問題の内容や影響を受ける接続が一覧表示されます。別の分配器、ケーブルスタイル、またはコネクタが必要になるか、アダプターが必要になる場合があります。その後の接続エラーを回避するには、以降の接続エラー時に自動でアダプターを使用するを選択します。これにより、影響を受ける接続にアダプターが追加されて適切に接続され、エラーダイアログボックスは開かなくなります。