DesignSeries00027.png壁の構成要素を作成する

標準の壁を構成する要素を定義します。たとえば、壁が止め金具や内部の乾式壁、外壁、およびサイディングから作成されていることを示すには、これら各アイテムの要素を定義して、配置されている場所を図式化します。壁の構成要素は、壁の上部または下部でオフセットでき、壁、レイヤや、Vectorworks Architectの場合はストーリレベルを基準にして個別に拘束できます。また、テクスチャを設定して、リアルな断面ビューやレンダリングされたビューを作成したり、壁の素材を正確に見積もったりできます。マテリアルリソースを使用して構成要素を定義すると、通常はマテリアルによって、描画、レンダリング、レポートに必要な面、テクスチャ、物性、および建材情報が提供されます。壁の構成要素の領域や容積はワークシートで計算できます(ワークシート関数を参照)。

Comp_ex.png 

壁の全体の厚みは、各要素の厚みの合計と同じです。構成要素の面および線の属性は、2D/平面でのみ表示されます(断面ビューポート以外)。

壁の構成要素はクラスに割り当てることができます。構成要素のクラスは、壁のクラスから独立して表示または非表示にできるため、柔軟性が大きく高まります。構成要素が非表示のクラスに割り当てられている場合、面と線は表示されません。壁の内側と外側に非表示の構成要素があると、壁の線と面は表示されている構成要素だけに合うよう調整されます。そのため、壁が実際の幅より薄く表示されます。したがって、壁ではたとえば構造の構成要素だけを表示できます。すべての構成要素が非表示の場合、構成要素は表示されず、壁は完全な厚さで表示されます。オブジェクト情報パレットから、目に見える構成要素のみを表示するように壁を設定します(壁のプロパティを参照)。

Walls00028.png 

デザインレイヤの詳細レベルを自動切り換え設定を使用すると、縮尺に基づいて壁の構成要素を表示または非表示にできます。壁の構成要素を隠すを参照してください。

アイドロッパツールを使用すると、壁の要素の図形属性を1つの壁から他の壁にコピーできます(属性をコピー&ペーストするを参照)。

カーテンウォールには、構成要素がありません。

壁の構成要素を定義するには:

1.      次のいずれかの操作を行います:

       壁または壁スタイルの作成時に構成要素を定義するには、壁の設定ダイアログボックスの情報タブを開きます(壁を作成するを参照)。

       スタイルなしの既存の壁の構成要素を定義または編集するか、スタイルが適用された壁の構成要素の上下の高さを編集するには、壁を選択し、オブジェクト情報パレットの構成をクリックして壁の構成要素ダイアログボックスを開きます。

壁の設定ダイアログボックスまたは壁の構成要素ダイアログボックスのパラメータについては、標準の壁の設定を参照してください。

2.構成要素リストの下にある新規をクリックして新しい構成要素を作成するか、または編集する構成要素を選択してから編集をクリックします。

壁 構成要素の設定ダイアログボックスが開きます。構成要素の厚み、名前、およびパラメータを指定します。

OKをクリックすると、壁の全体の厚み値は、この構成要素への変更を反映した値に更新されます。構成要素を定義すると、プレビューに表示されます。順序を変更するには、#列の構成要素をクリック&ドラッグします。

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属性パレット

壁の構成要素を結合する

複数のストーリを備えた建物構造を設定する

Energosエネルギー解析モジュール

概念:クラスでテクスチャを適用する

概念:マテリアルリソース

マテリアルを使用する