設備リストを管理してレポートを作成する
コマンド |
作業画面:パス |
インベントリと設備リスト |
Design Suite 2024:エンタテインメント Spotlight 2024:舞台照明 |
インベントリを定義して、使用中のインベントリを選択すると、図面に配置した設備、または配置したい設備に十分な機材があるかどうかを判断できます。インベントリと設備リストの機能は、1つ以上のインベントリ設定で使用することにより、メーカー、ベンダー、会場などのさまざまなソースから入手可能な設備を把握して、図面に含めるのに役立ちます。図面が完成した時点で、デザインで使用している設備を一覧表示した包括的なレポート、または特定のレポートを作成することもできます。
インベントリおよびレポート作成リストを使用するには:
図面ファイルで、コマンドを選択します。
インベントリと設備リストダイアログボックスが開きます。選択したカテゴリまたはフィルタに従って、シンボルとパーツタブに図面の設備が表示されます。
クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。
パラメータ |
説明 |
フィルタ |
選択したフィルタに従って、シンボル/オブジェクトリストに表示された項目がフィルタリングされます。 |
フィルタの管理 |
ダイアログボックスが開き、フィルタを管理できます。次を参照してください: インベントリのフィルタを管理する |
カテゴリリスト |
設備をカテゴリ別に整理し、かつ設備リストに表示する設備を選択します。標準カテゴリ名は編集可能で、かつ新しいカテゴリを作成できます。カテゴリ内のオブジェクトとサブパーツの階層は、実際のオブジェクトから取得されます。 カテゴリをクリック&ドラッグして順番を変更できます。オブジェクトタイプは新しいカテゴリにドラッグできます。サブパーツと仮想パーツはオブジェクトと一緒に移動します。 |
新規カテゴリ |
新しいカテゴリを作成します。新しいカテゴリの名前を入力します。 |
カテゴリを編集 |
カテゴリの名前を編集します。 |
カテゴリを削除 |
選択したカテゴリを削除します。そのカテゴリは空でなければなりません。 |
シンボル/オブジェクトリスト |
選択したフィルタまたはカテゴリに従って、描画オブジェクトがアルファベット順に一覧表示されます。三角矢印をクリックすると、オブジェクトに関連付けられたサブパーツまたは仮想パーツが表示されます(Alt + Shift(Windows)またはOption + Shift(Mac)をクリックすると、すべての項目が展開されます)。 数量が空欄の場合はハイフン(-)で表示されます。 各オブジェクト、サブパーツ、および仮想パーツに関する以下の情報が表示されます: シンボル/オブジェクト:項目名です。 使用数:ファイル内で使用している項目の数です。 パーツタイプ:項目の種類(シンボル、サブパーツ、仮想パーツ、または個別仮想パーツ(IVP)の種類)です。 カテゴリ:項目に割り当てられたカテゴリです。 ソース:項目に割り当てられた、インベントリのソースです(割り当てられていない場合は、クリックしてソースに割り当てます)。サブパーツまたは仮想パーツを複数のソースから取得している場合は、<混合>と表示されます。 ソースインベントリ内の残り:使用中の項目を差し引いた後の、割り当てられたインベントリに残っている項目の数です(赤はインベントリに十分な項目がないことを示します)。 ソースインベントリの合計数:割り当てられたインベントリの項目の総数です。 使用中インベントリの残数:使用中の項目を差し引いた後の、使用のチェックマークが付いているインベントリの項目の総数です(赤はインベントリに十分な項目がないことを示します)。これにより、割り当てられたインベントリに十分な項目がない場合でも、別のインベントリから項目を入手できる可能性があることを把握できます。 使用中インベントリの合計数:使用にチェックマークが付いているインベントリの項目の総数です。 |
選択中アイテムを編集 |
選択した項目のプロパティダイアログボックスが開き、ソースに割り当てたり、仮想パーツを関連付けたりできます。複数のオブジェクトを選択できます。選択したオブジェクトは図面で強調表示されます。 |
個別仮想パーツの管理 |
個別仮想パーツの管理ダイアログボックスが開きます。 |
設備リストワークシートを作成 |
設備リストワークシートを作成ダイアログボックスが開き、シンボル/オブジェクトリストにある項目のレポートを作成できます。 |
インベントリの管理タブで、使用中のインベントリを確認します。インベントリの管理タブについては、インベントリを作成するを参照してください。
シンボルとパーツタブで、図面の設備を整理してフィルタリングします。
図面のシンボル、オブジェクト、サブパーツ、および仮想パーツが数量と共に表示されます。カテゴリまたはフィルタを選択することで、対象の設備一式を表示し、選択したインベントリで使用可能な数量や、図面で使用中の数量などのプロパティを表示できます。
この例では、リギングカテゴリの複数のタイプのトラスが図面に配置されています。1行目では、インベントリで5つのトラスが使用可能で、5つが配置されています。配置できるものは残っていません。2行目では、割り当てられたインベントリで使用可能なトラスは残っていません。ただし、他のインベントリで他のトラスを使用できます。3行目では、割り当てられたインベントリで使用可能な数よりさらに1つ多いトラスが配置されています。最後に、最後の行の項目はまだインベントリに割り当てられていません。
設備をソースインベントリに割り当てます。複数の行を選択し、すべての行に同じソースを選択できます。
単一の行を選択すると、十分なインベントリがあるインベントリソースは(使用可能な在庫の値と共に)緑で、十分なインベントリがないソースは赤でソースリストに表示されます。複数の行を選択すると、ソースに十分なインベントリがある(緑)か、インベントリが不足している(赤)かが色で示されます。黒は、選択した行の結果が混在していることを示します。
集計に含める個別仮想パーツを追加します。
インベントリで使用可能な数より多くの設備を配置しないように注意して、ファイルでの作業を続けます。
設備リストのレポートを作成する
コマンドを選択します。
シンボルとパーツタブで、カテゴリまたはフィルタを選択して、必要な設備(または包括的なレポートの場合はすべての設備)を表示します。ワークシートには、リストに表示されているすべての項目が含まれます。
設備リストワークシートを作成をクリックします。
設備リストワークシートを作成ダイアログボックスが開きます。
クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。
パラメータ |
説明 |
ワークシート名 |
ワークシートの名前を指定します。 |
プロジェクト名を表示 |
(表題欄マネージャの)プロジェクト名を含めます。 |
ベンダー情報を表示 |
インベントリ情報のベンダー名を含めます。これは、ベンダー情報が存在し、割り当てられたすべての設備が、使用のチェックマークが付いた単一のインベントリに由来する場合にのみ使用できます。 |
割り当てソース列を含める |
オブジェクト、またはオブジェクトとオブジェクトのサブパーツ、パーツ、仮想パーツのソース割り当て情報を含めます。 |
ワークシートに関する情報は、概念:ワークシートの概要を参照してください。ワークシートのオブジェクトは編集可能です。設備レポートの生成は、項目の編集にも便利な方法です。ワークシートから描画図形を編集するを参照してください。
カテゴリを管理する
カテゴリリストのカテゴリを使用して、シンボル/オブジェクトリストに表示された設備をフィルタリングします。デフォルトのシンボルには、デフォルトのカテゴリが使用されます。ただし、必要に応じて新しいカテゴリを作成できます。オブジェクトタイプをドラッグすると、あるカテゴリから別のカテゴリに移動できます。
新しいカテゴリを作成するには、新規カテゴリをクリックします。新規カテゴリ名ダイアログボックスで、カテゴリの名前を入力します。
カテゴリ名を編集するには、カテゴリを編集をクリックして新しい名前を入力します。
空のカテゴリを削除するには、カテゴリリストでカテゴリを選択して、カテゴリを削除をクリックします。
設備をインベントリに割り当てる
インベントリの管理タブで使用にマークが付いているインベントリに各タイプの設備が十分にあるかどうかを適切に判断したり、インベントリから設備を適切に差し引いたりするには、各設備をインベントリに割り当てる必要があります。それには、選択したオブジェクトのオブジェクト情報パレットでソースの割り当てをクリックします。シンボルとパーツタブのインベントリと設備リストで割り当てることもできます。設備をソースに割り当てると、サブパーツや仮想パーツも割り当てられます。
ソースの割り当てはファイルに保存されます。テンプレートを使用してソースの割り当てを保存すると、後で使用できます。
オブジェクト情報パレットでインベントリのソースに設備を割り当てるには:
描画オブジェクト(照明器具、ホイスト、トラスなどのSpotlightオブジェクト)を選択します。
オブジェクト情報パレットのソースの割り当てをクリックします。
Spotlight設定のインベントリペインで、オブジェクトタイプを表示するようソースの割り当ての表示を設定する必要があります。
ソースの割り当てダイアログボックスが開き、選択したオブジェクトとサブパーツ、仮想パーツ、および図面で使用中の数量が表示されます。複数のオブジェクトを選択した場合は、選択したすべてのオブジェクトが表示されます。
1つ以上のシンボル/オブジェクト行のソース列をクリックして、インベントリのソースを割り当てます。デフォルトで、サブパーツと仮想パーツは親に当たるオブジェクトと同じソースに割り当てられていますが、必要に応じて別のソースに割り当てることができます。
インベントリと設備リストからインベントリのソースに設備を割り当てるには:
コマンドを選択します。
インベントリと設備リストダイアログボックスが開きます。シンボルとパーツタブを選択します。
必要に応じて、カテゴリとフィルタを使用して必要な設備を表示し ます。
割り当てる設備を選択します。ソース列でインベントリソースを割り当てます。 デフォルトで、サブパーツと仮想パーツは親に当たるオブジェクトと同じソースに割り当てられていますが、必要に応じて別のソースに割り当てることができます。
仮想パーツおよび個別仮想パーツを管理する
仮想パーツは描画オブジェクトに関連付けられていますが、図面には表示されません(照明装置に関連付けられた安全ケーブルなど)。個別仮想パーツはオブジェクトに関連付けられておらず、表示もされません(粘着テープや追加のゲルなど)。これらには重量やID番号などの属性もありません。
個別仮想パーツをインベントリファイルに追加すると、在庫数を正確に計算できます。インベントリを作成するを参照してください。
オブジェクトに仮想パーツを関連付けるには:
描画オブジェクト(照明器具、ホイスト、トラスなどのSpotlightオブジェクト)を選択します。
オブジェクト情報パレットの仮想パーツを編集をクリックします。
仮想パーツは、Spotlight設定のインベントリペインで表示されるように設定する必要があります。
仮想パーツダイアログボックスが開きます。オブジェクトに関連付けられた仮想パーツが、その数量と共に一覧表示されます。
<新規 仮想パーツ>をクリックして仮想パーツの名前を入力し、オブジェクトに関連付ける数量を入力します。
以前に関連付けたパーツの名前や数量を編集することもできます。
追加をクリックして、パーツを追加します。
仮想パーツを削除するには、仮想パーツを選択して削除をクリックします。
オブジェクトに関連付けた仮想パーツは、数量と共にオブジェクト情報パレットに表示され、オブジェクト情報パレットで直接編集できます。仮想パーツはインベントリと設備リストダイアログボックスにも表示され、ここでレポートに含めることができます。
オブジェクトに仮想パーツを追加するか、仮想パーツを後で編集すると、ファイルのオブジェクトの既存のインスタンスとそれ以降のインスタンスのすべてにも、その仮想パーツが指定した数量だけ含まれるようになります。仮想パーツダイアログボックスで行った編集は、選択したすべてのオブジェクトに適用されます。インスタンスごとに異なる数量を入力できるように、デフォルト数量は0のままにしておきます。
個別仮想パーツを作成するには:
インベントリと設備リストダイアログボックスで、個別仮想パーツの管理をクリックします。
個別仮想パーツの管理ダイアログボックスが開きます。
<新規 仮想パーツ>をクリックして仮想パーツの名前を入力し、オブジェクトに関連付ける数量を入力します。パーツのカテゴリを選択します。
追加をクリックして、パーツを追加します。
既存のパーツを選択して複製をクリックし、項目を編集することで、パーツを追加することもできます。
個別仮想パーツを削除するには、個別仮想パーツを選択して削除をクリックします。
既存のパーツのプロパティを変更するには、個別仮想パーツの管理ダイアログボックスを再度開きます。
仮想パーツはインベントリと設備リストダイアログボックスに表示され、ここでレポートに含めることができます。パーツタイプは、個別仮想パーツ(Independent Virtual Part)を表す「IVP」となります。