サーバー起動オプション

ISVおよびRLMサーバーを終了する最も便利な方法は、ライセンス管理ソフトウエアのシステムメニューコントロールコマンドで操作することです。あるいは、以下の手順に従います。

通常、サーバー管理者はブラウザのインターフェイスを使用してサーバーコマンドにアクセスし、サーバーオプションを設定します。一部のコマンドは、起動時にコマンドプロンプトのオプションで設定することもできます。あまり使わないごく少数のコマンドはこの方法でのみ設定でき、ブラウザのインターフェイスには該当するパラメータがありません。

ブラウザで設定できないコマンドの場合は、コマンドプロンプトまたはターミナルにコマンドを入力する代わりに、Windowsではショートカットを作成し、プロパティのリンク先のパスにオプションコマンドを追記して指定できます。Macではbashスクリプトを作成し、指定できます。

設定オプションを指定するには:

ライセンス管理ソフトウエアを終了します。RLMサーバーを終了するを参照してください。

コマンドプロンプト(Windows)またはターミナル(Mac)を起動します。

ライセンス管理ソフトウエアのフォルダ(Windows)または/Library/PrivilegedHelperTools/com.vectorworks.rlmフォルダ(Mac)に移動します。

起動コマンドに続いてダッシュとオプション名を入力し、Enterキーを押して、RLMサーバーを再起動します。

Windows:rlm.exe -オプションコマンド 

Mac:  ./rlm -option_command

有効にするには、サーバーを起動するたびに起動オプションを指定する必要があります。

この表の例では、主にWindowsのrlm.exeを使用しています。Macの場合は./rlmを使用してください。 

起動オプション

説明

-c˽ライセンスファイル

使用するライセンスファイル(.lic)を指定します(通常は、すべてのライセンスファイルを使用します)。フォルダ名を指定して、そのフォルダ内のすべてのライセンスを使用することもできます。

rlm.exe˽-c˽ABCD1234.lic

-c˽フォルダ名

すべてのライセンスを使用しない場合は、使用するライセンスファイルをフォルダ内に置き、オプションにフォルダ名を入力します。それらのライセンスのみが使用されます。

rlm.exe˽-c˽licenses

rlm.exe˽-c˽"C:\ProgramData\Vectorworks˽Site˽Protection"

-dlog˽ファイルパス˽ファイル名

デバッグログの場所とファイル名を設定します。ファイルパスは、相対パスでも絶対パスでも指定できます。相対パスを使用する場合、現在のフォルダはライセンス管理ソフトウエアのインストールフォルダです。再起動時、デバッグログは上書きされます。

ブラウザのインターフェイス(Windows)でも使用できます。デバッグログを参照してください。

Windowsでの例:rlm.exe˽-dlog˽“Log\dlog.txt” 

Macでの例:  ./rlm˽-dlog˽“Log/dlog.txt” 

-dlog˽+˽ファイルパス ファイル名

上述の手順でデバッグログを作成します。オプションに「+」を追加すると、再起動時に上書きすることなく、ログに自動的にデータが追加されます。

ブラウザのインターフェイスでも使用できます。サーバーオプションを指定するを参照してください。

rlm.exe˽-dlog˽+˽“Log\dlog.txt”

-nows

サーバーがブラウザのインターフェイスに表示されないようにします。すべてのコマンドは、コマンドプロンプトまたはターミナルで実行する必要があります。

ブラウザのインターフェイスを再び有効にするには、-nowsオプションなしでサーバーを再起動します。

rlm.exe˽-nows 

-ws˽ポート番号

管理画面のポート番号を変更します。管理画面のポート番号を変更するを参照してください。

rlm.exe˽-ws˽5056

-x˽rlmdown 

-x˽rlmremove

rlmdownrlmremoveコマンドを無効にするかどうかを制御します。rlmdownコマンドを無効にすると、ISVサーバーを終了できなくなります。rlmremoveコマンドを無効にすると、クライアントが使用しているライセンスを削除するオプションが無効になります。

-xは両方のコマンドを無効にします。

-x˽rlmdown

-x˽rlmremove

-x˽rlmdown

-install_service˽サービス名

(Windows)

サーバーソフトウエアをWindowsサービスとして登録します。サービス名を入力します。これは、サーバーマシン上にブラウザがなくてもサーバーソフトウエアを自動的に起動させたい場合に便利です。

ブラウザのインターフェイスでも使用できます。Windowsサービスを停止するを参照してください。

-install_service˽rlm

-isv˽startup_delay

ISVサーバーの起動時間を、指定した秒数だけ遅らせます。これにより、IPアドレスを取得してライセンスを確認する時間を確保できるほか、ドングルドライバーを参照する時間も確保できます。

この時間の遅延はインストール時に指定でき、実際に指定することが推奨されています。デフォルト値は60秒です。

-isv˽startup_delay˽10

-v

RLMサーバーを起動し、バージョン番号をコマンドプロンプトにプリントして、終了します。

ブラウザのインターフェイスでも使用できます。管理画面のSystem Infoをクリックします。

-v

-info

過去24時間にサーバーマシンで実行されていたすべてのRLMコピーに関する情報をプリントして、終了します。

ブラウザのインターフェイスでも使用できます。管理画面のSystem Infoをクリックします。

-info

Windowsサービスの設定

サーバーのパスワードを設定する

RLMオプションを制御する