新機能

次の表は、Vectorworks 2021ソフトウエアのサービスパック3 で追加された新機能と改良された機能、これらの機能の説明が記載されているページ、およびその機能が含まれる製品の名称を一覧化しています。

機能

説明

記載場所

製品

Excel に取り出したワークシートの変更

データベースヘッダ行をグレーで色付けし、簡単に識別できるようにしました。

ワークシートを取り出す

Fundamentals

Unreal Datasmith 形式の取り出し

この新しいコマンドは、Unreal Datasmith 形式に対応しているTwinmotion® やUnreal® Engine、その他のEpic Games 製品などのレンダリングアプリケーションで使用できる3D モデルを取り出します。

Unreal Datasmith 形式での取り出し

Fundamentals

Vectorworks Cloud Services の共有フォルダの機能拡張

共有フォルダに「同期と編集」権限が追加され、複数のユーザが共通の場所に置いてあるファイルにアクセスし、編集できるようになりました。

これにより、デザインシリーズのユーザは、クラウドフォルダでワークグループフォルダやVectorworks プロジェクトファイル(.vwxp) を共有することができるようになります。

Vectorworks Cloud Services のヘルプシステム

Fundamentals

IFC 取り出しに含まれている基本数量の改善

壁やスペース、ドアなどの一般的なオブジェクトには、デフォルトでより正確な基本数量が割り当てられるようになりました。これにより、数量拾い(QTO)計算や4D/5D BIM シミュレーションを実行する他のソフトウエアとの相互運用性を向上することができます。

該当なし

Architect、Landmark、Spotlight

Solibri Office との即時コミュニケーション

Vectorworks はSolibri® Office とのIFCメタデータやオブジェクトの選択状態のインタラクティブなやり取りができる即時コミュニケーションチャンネルを提供します。モデルを部分的に作業できることで、作業速度と効率を向上します。

SolibriとIFC データをやり取りする

Architect、Landmark、Spotlight

GDTF Lighting Devices の更新

Vectorworks から直接GDTF のLighting Device を更新できるようになりました。新しいGDTF データを編集ボタンをクリックしてGDTF のFixture Builder を開きます。インターネット接続は必要ありません。このワークフローを使用して、図面上のGDTFLighting Device のすべてのインスタンスを更新できます。

照明器具のプロパティおよびGDTFデータを編集する

Spotlight

次の表は、Vectorworks 2021ソフトウエアのサービスパック2 で追加された新機能と改良された機能、これらの機能の説明が記載されているページ、およびその機能が含まれる製品の名称を一覧化しています。

機能

説明

記載場所

製品

照明アクセサリの簡単な置き換え

アクセサリおよびアクセサリが連結された照明器具のオブジェクト情報パレットに、新しくアクセサリを置き換えボタンが表示されるようになりました。選択した照明器具またはセルの、1つまたはすべてのアクセサリを置き換えることができます。

照明器具のプロパティ

Spotlight

Lighting Device ダイアログボックスからのアクセサリ編集

選択した照明器具またはセルのアクセサリのパラメータを、Lighting Deviceダイアログボックスから表示および編集できるようになりました。

照明器具のプロパティを変更する

Spotlight

PDFページの各ラベルに命名ルールを適用するオプション

PDFのパブリッシュ時に、ファイル取り出しオプションダイアログボックスの新しいオプションで、PDFのページラベルに指定した命名ルールを適用できます。

一括パブリッシュ

Architect、Landmark、Spotlight

3D形状のRevitへの取り出し

Vectorworksバージョン2021 は、Revit 2021に取り出すことができます。

3D形状のRevitへの取り出し

Architect、Landmark、Spotlight

次の表は、Vectorworks 2021ソフトウエアで追加された新機能と改良された機能、これらの機能の説明が記載されているページ、およびその機能が含まれる製品の名称を一覧化しています。

機能

説明

記載場所

製品

クイック検索

クイック検索ウインドウをアクティブにすると、メニューやツールセットを操作しなくても、図面領域内からVectorworksのコマンドやツールを検索して選択できます。キーボードショートカットのFを押すと、スマートエッジのスナップではなく、クイック検索が呼び出されるようになりました。

クイック検索

Fundamentals

スマートオプションディスプレイ

新たなスマートオプションディスプレイを使用すると、図面領域内のカーソルの隣に、よく使用するツール、ツールセット、ツールモード、ビュー、およびスナップオプションが表示され、状況に応じてオンデマンドでアクセスできます。

スマートオプションディスプレイ

環境設定:スマートオプションディスプレイペイン

Fundamentals

新たなマテリアルリソース

特定の建物のマテリアルを表す、まったく新しいマテリアルリソースを利用できるようになりました。このリソースには、グラフィック属性、物性値、建設情報などのさまざまな情報が含まれており、BIMワークフローが改善されました。次のような複合的なオブジェクトの構成要素、あるいは部品に使用できます:

       標準の壁(構成要素)

       スラブ(構成要素)

       屋根(構成要素)

       ランドスケープエリア(構成要素)

       カーテンウォール(部品)

       階段(部品)

       手摺/フェンス(部品)

       構造材(部品)

       柱およびピラスター(建築/構造部品)

       多くの2Dおよび3D形状オブジェクト

デフォルトライブラリには、多くの新しいマテリアルリソースが用意されています。リソースは必要に応じてオブジェクトスタイルに割り当てることができ、新しいフォーマット済みレポート、ワークシート関数、およびマテリアルのプロパティセットを使用できます。

マテリアル

Architect、Landmark、Spotlight

編集可能な図面調整マーカー

以下の注釈ツールが更新されて、スタイルを使用できるようになりました。一般的な図面の標準的なスタイルがVectorworksリソースライブラリに入っており、必要に応じてカスタマイズできます。

       図面ラベル 

       参照記号 

      立断面指示線

      室内展開図マーカー

      詳細引出線

図面ラベルを作成する

参照記号を作成する

立断面指示線を作成する

室内展開図マーカーを作成する

詳細引出線を作成する

マーカーと図面ラベル用のスタイルを作成する

Architect、Landmark、Spotlight

スマートマーカー

参照記号、立断面指示線、室内展開図マーカー、および詳細引出線にいくつかの改良が加えられました。

       参照記号は、既存のビューポートにリンクでき、引出線を表示することができます。

       詳細引出線は、新しい詳細ビューポートの作成や、リンクされたビューポートへの移動に使用できます。詳細引出線は、ビューポートの注釈内で作成できます。

       リンクされていない立断面指示線は、シートレイヤビューポートにリンクできます。

       垂直断面ビューポートを水平断面ビューポートから作成でき、断面線のインスタンスを水平断面ビューポートの注釈に追加できます。

       ビューポートの図面ラベルは、ビューポートにリンクされているマーカーオブジェクトをいくつでも後方参照でき、変更を加えた際にはマーカーとラベルが自動的に更新されます。

参照記号を作成する

詳細引出線を作成する

立断面指示線を作成する

水平断面ビューポートを作成する

断面線の表示

ビューポートのプロパティ

Architect、Landmark、Spotlight

新しい構造グリッド機能

新しいグリッド線ツールを使用すると、スナップ可能な基準線のグリッドを作成して、柱、壁、およびその他の図面要素の適切な位置合わせに使用することができます。グリッドは、ビューポートに表示したり、IFCに取り出したりすることもできます。このタスクの一環として、通り芯番号ツールはレガシーステータスに移動しました。

構造グリッド

Architect、Landmark、Spotlight

データの可視化の機能強化

データの可視化機能が拡張され、面と線の両方(不透明度の置き換え)、およびテクスチャとドロップシャドウ属性の置き換えができるようになりました。その他の改良点としては、一般項目および条件としてのマテリアル、自動配色の改良、およびビューポートに複数の可視化を適用した場合のラベルの柔軟性向上があります。また、ワークシート関数により、イメージへの可視化の適用が可能になりました。

図面をデータ別または属性別に表示する

ワークシート関数

Architect、Landmark、Spotlight

新しいプロジェクト共有サーバ

プロジェクト共有サーバを使用すると、ファイルへの直接アクセスが問題となる場合にプロジェクトファイルへのアクセスを制御できます。1つのプロジェクトでの作業を大規模なチームで行う場合は、このサーバを使用することをお勧めします。このサーバは、Dockerコンテナアプリケーションとして実行することもできます。これにより、プロジェクトファイルをLinuxなどその他のプラットフォームやネットワークアタッチトストレージ(NAS)デバイスに保存できるようになります。

プロジェクト共有サーバ

Architect、Landmark、Spotlight

ランドスケープエリアの改良

ランドスケープエリアが大きく改良されました:

       ランドスケープエリアの構成要素を定義できるようになりました。

       ランドスケープエリアで地形モデルを変更できるようになりました。

       ランドスケープエリアでスタイルを使用できるようになり、新たなスタイルのリソースが提供されました。

       レポートで、ランドスケープエリアの適切なソートや編集ができるようになりました。

ランドスケープエリアを作成する

Landmark

照明器具の改良

照明器具は以下の点が改良されます:

GDTF:GDTF器具のモードを指定した照明器具にGDTFジオメトリを使用するオプションが追加され、器具の方向を確認して取り出すことができます。オブジェクト情報パレットにはGDTF Fixture Mode(GDTF器具のモード)が表示されます。

マルチセル:標準リソースからマルチセルの照明器具を挿入し、オブジェクト情報パレットで各セルのデータを編集できるようになりました。

フォーカス:照明のグループを簡単にフォーカスできるようになりました。オブジェクト情報パレットでPan(パン)とTilt(傾き)の値を指定したり、フォーカスエリアを指定コマンドを使用してフォーカスを扇状展開したり、フォーカスエリアを指定(パス)ツールを使用したりできます。

アクセサリ:アクセサリを追加して編集する新たなワークフローにより、2Dおよび3Dビューでの配置がより正確になりました。アクセサリは、照明器具のシンボル内に埋め込むことができます。クランプシンボルを使用すると、照明器具の挿入点を自動的にオフセットして、吊り元を正しく配置できます。

照明器具の編集:Lighting Deviceダイアログボックスに、特によく使用するパラメータが追加され、複数のデバイスまたはマルチセルデバイスの複数のセルを編集しやすくなりました。

複数の照明エミッタ:レンダリング時に照明器具で複数の照明エミッタがサポートされるようになり、照明シンボル内で光源をより正確に配置できるようになりました。

Spotlightレンダリングオプション:新しいSpotlightレンダリングオプションコマンドを使用すると、モデルの照明およびレンダリングオプションを全般にわたって制御できます。

一貫性:Vectorworks Spotlightの機能で、「器具」や「回路」ではなく、「照明器具」や「セル」という用語を一貫して使用するようになりました。

照明器具のプロパティ

概念:マルチセルの照明器具

照明器具をフォーカスする

概念:アクセサリ配置

照明器具のプロパティを変更する

ワークフロー:照明器具のシンボル定義を作成する

Spotlightレンダリングオプションを設定する

Spotlight

リギングのサポートの改良

ホイストの改良:

       ホイストツールと固定式吊り具ツールが統合されて、1つのより高機能なホイストツールになりました。古いホイストを変換コマンドで古いホイストオブジェクトと固定式吊り具オブジェクトを変換することにより、パフォーマンスが向上します。

       ホイストツールとホイスト原点ツールの両方に、より高速なシンボルベースのワークフローが使用されるようになりました。

       D8、D8+、C1など、欧州のホイストタイプがサポートされるようになりました。

       ホイストツールのパフォーマンスが大幅に向上しました。

       新しいホイストパラメータで、トラスの床面からの高さとピックアップに対する制御がより細かく行えるようになりました。

       天井吊り点上にホイストを置くことができるようになりました。ホイストは自動的にトラスに連結されます。

       新しいホイストレポートを作成コマンドで、計算データのリストを作成できるようになりました。このリストでは、さまざまなソートおよび取り出しオプションを使用できます。

ブライダルの改良:

       新しいブライダル部品の設定で、指定した部品だけを使用して、1本のワイヤーですべてのブライダルを構築できるようになりました。

       ブライダルツールでは、デフォルトで吊り下げワイヤーにホイストを使用できるようになりました。

       ブライダルと天井吊り点で丸形バスケットを使用できるようになりました。

Braceworksの改良:

       より構造的なシステムを確実に認識できるようになり、必要な支持部を生成できるようになりました。

       トラスや支持部を移動すると、連結された形状が自動的に更新されます。

ワークフロー:ホイスト

ホイスト原点を配置する

ホイストを配置する

ホイストのプロパティ

ホイストレポートを作成する

ブライダル設定

ブライダルを挿入する

Spotlight、Braceworks

スピーカーとスピーカーアレイの改良

スピーカーオブジェクトとスピーカーアレイオブジェクトが改良され、オブジェクトを基本的なグラフィックを持つデータセットとして挿入してパフォーマンスを向上させるか、データが連結された、よりグラフィカルなシンボルとして挿入して図面の見栄えをよくするかを選択できるようになりました。また、両方のオブジェクトタイプに新しいパラメータが加えられ、ラベル用のオプションも追加されました。

スピーカーとスピーカーアレイを挿入する

スピーカーを挿入する

スピーカーアレイを挿入する

スピーカーオブジェクトのラベルを書式設定する

Spotlight

新しいケーブルツールスイートのプレビュー

このバージョンには、今後のケーブルツールおよびコマンドがプレビューとして含まれています。唐突に新しいスイートやワークフローに移行するよう強制されることなく、新機能に徐々に慣れることができます。このスイートは、1つのケーブルツールに統合された元のケーブルツールのすべての機能を備えており、3DワークフローやBraceworksと統合された追加機能も使用できます。

プレビューケーブルスイート

Spotlight

Excelの取り込みと取り出し

       Excelファイルをワークシートとして取り込んだり、ワークシートをExcelファイルとして取り出したりできるようになりました。

       地形モデルデータ(Vectorworks ArchitectまたはLandmarkが必要)や既存樹木データ(Vectorworks Landmarkが必要)の取り込み時に、Excel形式のファイルがサポートされるようになりました。

他のプログラムからワークシートデータを取り込む

ワークシートを取り出す

外部ファイルからソースデータを取り込む

樹木データファイルから既存樹木を取り込む

Fundamentals

ワークシートのパブリッシュ

パブリッシュコマンドを使用して、ワークシートを印刷するか、またはExcel形式に取り出せるようになりました。印刷および取り出し機能は、引き続きワークシートメニューからも使用できます。

一括パブリッシュ

Fundamentals

環境設定ダイアログボックスの改良

環境設定ダイアログボックスのレイアウトのデザインが変更されて使いやすくなりました。

環境設定

Fundamentals

ダークバックグラウンド図面のワークフローを改善するインタラクティブ表示設定の追加

フローティングデータバーおよびルーラーの文字色、背景色、不透明度をカスタマイズできるようになりました。

ダークバックグラウンド図面では、3Dビュー、シートレイヤ、および2D/平面ビューの背景色も指定できます。

インタラクティブ表示を構成する

Fundamentals

パレットのタブの新しい制御機能

複数のタブで構成されるパレット(オブジェクト情報パレット、ビジュアライズパレット、およびVectorworksデザインシリーズのナビゲーションパレット)から個々のタブを切り離して複数のタブを一度に表示したり、個々のタブの表示を制御したりできるようになりました。

パレットのタブを切り離す、または元に戻す

パレットとタブの表示を制御する

Fundamentals

スタイルを適用したプラグインオブジェクトのクラス制御

プラグインオブジェクトスタイルを使用するオブジェクトのクラス設定の制御が非常に簡単になりました。

その他のプラグインオブジェクトスタイルとインスタンスのオプション

Fundamentals

サードパーティ開発者による互換製品へのアクセスの改良

新しいパートナー製品のインストールコマンドで、Vectorworksの使用効率を最適化するためサードパーティによって開発された、互換製品のライブラリにアクセスできるようになりました。

サードパーティ製品へのアクセス

Fundamentals

表題欄の改良

表題欄マネージャの新しいオプション(Vectorworksデザインシリーズが必要)で、同時に計算に使用する複数の表題欄をアクティブにしたり非アクティブにしたりできるようになりました。また、図面枠基本設定に、アクティブな表題欄を挿入するためのオプションが加えられました。さらに、表題欄マネージャが最適化されて、ファイル全体に影響しないような編集を行った場合、およびプロジェクト共有のパフォーマンスが高速化されました。

表題欄マネージャ

図面枠を作成する

Fundamentals

プッシュ/プルモードとプッシュ/プルツールの機能強化

プレイナー図形を作成後に押し出すのプッシュ/プルモードに、ソリッド面上のプレイナー図形に対応した新機能が実装され、直線ツール、3D多角形ツール、およびNURBS曲線ツールを使用できるようになりました。

プッシュ/プルツールが、直線および3D多角形に使用できるようになりました。開いた輪郭を使用するサブフェイスモードでこのツールを使用すると、汎用ソリッドではなく合成または切り欠きが作成されます。

プレイナーツールのプッシュ/プルモード

プッシュ/プルツールによるダイレクトモデリング

Fundamentals

履歴ベースのソリッドモデリングの改良

ソリッド図形の履歴を編集する新しい方法により、これまでよりも直接的な編集機能へのアクセスが可能になりました。

ソリッド図形の履歴を編集する

Fundamentals

クラス作成の改良

       クラスを作成する前に必要な階層でクラスを選択すると、デフォルトで新規名称に同じ階層の前記号が使用されます。

       クラスを複製しても、名前に自動的にハイフンが含まれることはなくなりました。

クラスタブ

Fundamentals

複数のシンボル選択時に、オブジェクト情報パレットに名前およびシンボル単位パラメータを表示

シンボルを2つ以上選択すると、オブジェクト情報パレットに名前およびシンボル単位情報が表示されます。シンボルの名前が異なる場合は、<複数シンボル名>と表示されます。シンボルの単位が異なる場合は、<複数シンボル単位>と表示されます。

該当なし

Fundamentals

配列複製の改良

選択したオブジェクトを複製して直線状または円弧状に並べる場合に、すべてのビューで次にマウスクリックする点を使用できるようになりました。

図形を配列複製する

Fundamentals

ポイント間複製ツールの改良

ポイント間複製ツールに操作を効率化する新しいモードが追加されたほか、ベクトル線を使用するモードでプレビューが表示され、正確に配置できるようになりました。

ポイント間複製ツールでクリックして図形を移動する

Fundamentals

新しいダブルラインの構成要素ダイアログボックス

ダブルラインおよびダブルライン多角形の構成要素を定義できるようになりました。

ダブルライン間に構成要素を適用する

ダブルラインの構成要素を定義する

Fundamentals

グラフィックパフォーマンスの向上

グラフィックキャッシュを保存する機能の改善により、パフォーマンスと品質が向上しました。ファイル設定の新しいVGMグラフィックキャッシュを保存を使用して、グラフィックパフォーマンスの向上またはファイルサイズの縮小を選択できます。

ファイル設定:画面タブ

Fundamentals

スマートデータレコード

データマネージャを使用して、図面へのVectorworksのプラグインオブジェクトを配置時に、カスタムレコードを自動的に連結できるようになりました。データはその後、ワークシート、データタグ、およびデータの可視化で使用できます。

レコードフォーマットのマッピング

データマネージャを使用する

Architect、Landmark、Spotlight

マリオネットの改良

       ラッパーノードとオブジェクトノードを、開く、閉じる、およびコピーする操作が高速化されました。

       ラッパーノードおよびオブジェクトノードの内部ネットワークのトラブルシューティングにデバッグモードが使用できるようになりました。

       実行後も現在のノードを選択状態のままにする新しいオプションで、スクリプトの実行後にオブジェクトを選択状態にするかどうかを制御できます。

マリオネットツールを使用してノードを配置する

Architect、Landmark、Spotlight

Revit取り出しの改善

Revitへのモデル取り出しで、表面が改善された個別の3D形状オブジェクトが作成されるようになりました。オブジェクトごとに、ファミリとタイプの指定、色、およびデータを含めることができます。

3D形状のRevitへの取り出し

Architect、Landmark、Spotlight

リンクされているオブジェクトをPDFハイパーリンクとして取り出す

PDFに取り出す際に、シートレイヤを参照する図面ラベル、ビューポートにリンクされた各種マーカーオブジェクトなど、Vectorworksファイルの他の領域にリンクされているオブジェクトのハイパーリンクを作成できます。

PDFファイルの取り出し

Architect、Landmark、Spotlight

デザインレイヤビューポートのオブジェクト情報パレットにおけるオフセット座標の表示の改良

オブジェクト情報パレットに、元のデザインレイヤオブジェクトからの、ビューポートの座標のオフセットが表示されるようになりました。

ビューポートのプロパティ

Architect、Landmark、Spotlight

勾配図形のネットワーク

勾配図形を連結して、最適なネットワークを形成できるようになりました。勾配図形を1つ移動すると他の勾配図形が調整されて、連結された状態が維持されます。

勾配および高さの計算と表示

Architect、Landmark、Spotlight

勾配図形ネットワークの速度向上

勾配図形および勾配ネットワークの操作が大幅に高速化されました。

勾配および高さの計算と表示

Architect、Landmark、Spotlight

傾斜した手摺やフェンスの3D直接編集の改良

変形ツールの新しいモードを使用すると、傾斜した手摺やフェンスを簡単に調整できます。

手摺またはフェンスを編集する

Architect、Landmark

手摺またはフェンスのフレームまたはパネルを延長する新しいオプション

傾斜した手摺またはフェンスに上部手摺の延長部を追加する場合に、設定ダイアログボックスの新しいオプションを使用すると、選択したフレームまたはパネルが手摺の延長部に合わせて延長されます。

手摺/フェンス設定:フレーム/パネルペイン

Architect、Landmark

手摺やフェンスの結合

新しい手摺/フェンス結合ツールを使用すると、水平なオブジェクトまたは傾斜したオブジェクトを連結できます。連結タイプを制御するオプションや、結合されたオブジェクトの高さや傾斜を自動的に調整するオプションがあります。

手摺とフェンスを結合する

Architect、Landmark

より簡単な複数扉の引き込み戸および引き戸の作成

多数の扉のある形式の引き込み戸および引き戸の作成と編集が、より簡単に行えるようになりました。

ドア設定:一般ペイン

ドア設定:詳細設定:引き込み戸ペイン

ドア設定:詳細設定:引き戸ペイン

Architect、Landmark、Spotlight

扉の形式の機能強化

自由戸および両開き(2方向)の形式が追加され、既存の形式の名前が合理化されました。

ドアを挿入する

Architect、Landmark、Spotlight

窓の新しいカスタム枠

ドレーキップ(左側蝶番)およびドレーキップ(右側蝶番)のカスタム枠を使用できるようになりました。

カスタム枠の開口部を作成する

Architect、Landmark、Spotlight

スペースオブジェクト編集の改善

貼り合わせまたは切り欠きコマンドを使用して自動-境界線のスペースを修正した場合に、スペースの境界線が変更されることはなくなりました。面積補正オブジェクトを編集コンテキストメニューコマンドを使用して、補正オブジェクトを編集できるようになりました。

スペース形状を2D面積補正オブジェクトで編集する

スペースの面積補正オブジェクトを変更する

Architect、Landmark、Spotlight

スペースオブジェクトの境界線(ネット)の定義の簡素化

スペースオブジェクトの境界線(ネット)定義を定義するための、プロセスとオプションが明確になりました。

スペースを設定:2D 境界線と面積ペイン

Architect、Landmark、Spotlight

階段の改良

階段の新しいパラメータにより、以下が可能になりました:

       2D/平面ビューで階段の表示を制御する追加オプションを使用できます。

       さらに多くの構法オプションを選択して下階を連結できます。

       階段の構造部、切り欠き、および段板に追加のグラフィック属性を指定できます。

階段設定:2D表示タブ

下階接続部の詳細

階段設定:グラフィック属性タブ

Architect、Landmark

階段の上部2Dグラフィックの強化

階段で上面の2Dコンポーネントグラフィックを作成できるようになり、水平断面のワークフローのサポートが強化されました。

階段設定:2D表示タブ

Architect、Landmark

プレミアムライブラリへのVectorworksサインイン

リソースマネージャにおける、Vectorworks Service Select限定のコンテンツは「プレミアムライブラリ」の見出しの下に移動しました。Vectorworks Service Selectの契約者が今後ライブラリにアクセスするには、Vectorworksにサインインする必要があります。

概念:リソースライブラリ

Fundamentals

マニュアルの改良

以下の表は、Vectorworks 2021ソフトウエアのサービスパック2でマニュアルに加えられた主な改良点を一覧にしています。

機能

内容

記載場所

マルチセルの照明器具シンボルを作成するための新しいワークフロー

(Spotlightが必要)

入れ子にしたセルシンボル、マルチセルのコンテナシンボルなどのカスタムマルチセルシンボルの定義を作成する手順を説明します。

ワークフロー:マルチセルのシンボル定義を作成する

スタンドアロンの照明器具シンボルを作成するための新しいワークフロー

(Spotlightが必要)

カスタム照明器具(従来型器具とムービングヘッド器具の両方)シンボルの定義を作成する手順を説明します。

ワークフロー:照明器具のシンボル定義を作成する

アクセサリシンボルを作成するための新しいワークフロー

(Spotlightが必要)

カスタムアクセサリシンボルの定義を作成する手順を説明します。

ワークフロー:アクセサリシンボル定義を作成する

以下の表は、Vectorworks 2021ソフトウエアでマニュアルに加えられた主な改良点を一覧にしています。

機能

内容

記載場所

VectorworksビューアのPDFの更新

Vectorworksビューアの機能の概要をPDFとして提供します。オンラインヘルプなどその他の情報へのリンクも記載しています。さらに、アプリケーション内で状況依存ヘルプが使用できるようになりました。

Vectorworksビューアのヘルプ

サイト情報を取り込むための新しいワークフロー

(Vectorworksデザインシリーズが必要)

同僚から受け取ったジオリファレンスファイルを取り込む必要のある、ランドスケープデザイナーのための情報を提供します。

ワークフロー:ジオリファレンス設定された敷地のファイルを取り込む

植栽計画を作成するための新しいワークフロー

(Landmarkが必要)

複数のツール、コマンド、および情報源を組み合わせて植栽計画を作成する方法に関する、ランドスケープデザイナー向けの情報を提供します。

ワークフロー:植栽を設計する

照明のアクセサリに関する新たな概念

(Spotlightが必要)

アクセサリ機能の概要や、アクセサリを連結、編集、および照明器具から削除する方法を提供します。

概念:アクセサリ配置

アクセサリ編集の新たなワークフロー

(Spotlightが必要)

アクセサリを1つの照明器具または複数の照明器具で同時に管理する方法について説明します。

ワークフロー:アクセサリを編集する

新しいホイストのワークフロー

(Spotlightが必要)

新しいホイストツールおよびコマンドを使用する一連の手順を提供します。

ワークフロー:ホイスト

荷重の連結に関する新たな概念

(Spotlightが必要)

荷重を定義し、リギングオブジェクトに連結してインテリジェントな連動を実現する方法について説明します。

概念:荷重をリギングオブジェクトに連結する