新機能

次の表は、Vectorworks 2022ソフトウエアのサービスパック3で追加された新機能と改良された機能、これらの機能の説明が記載されているページ、およびその機能が含まれる製品の名称を一覧化しています。

機能

説明

記載場所

製品

Datasmithダイレクトリンクと取り出しの改善

Datasmithリンクと取り出しに関して、以下が改善されました:

Datasmithダイレクトリンクを開くと、閉じるまで継続的に同期されるようになりました。

非グラフィカルなオブジェクトのレコードとIFCメタデータを、Datasmithモデルに送信できるようになりました。

オブジェクトのラベルは、可能な限りユーザーが指定した名前を使用することで読みやすくなりました。

Datasmithのモデルデータの保存先を指定できるようになりました。

環境光、点光源、スポットライト、および平行光源がDatasmithモデルに含まれ、対応するプログラムで使用できるようになりました。

Datasmithダイレクトリンクでのグラフィックのライブ同期

Unreal Datasmith 形式での取り出し

Fundamentals

NomadおよびWeb表示における3Dモデルの取り出し改善

3Dモデルの取り出し(VGX)の改善により、Vectorworks Cloud SericesポータルおよびNomadでの、Unityベースの3Dおよび拡張現実(AR)における、表示、ナビゲーション、共有、および操作がより簡単になりました。Webビュー(3D)取り出しコマンドはレガシーステータスに移行し、新しいVGX(3D)取り出しコマンドに置き換えられました。

VGX 3Dモデルの取り出し

Fundamentals

新しいパスの自動修復モード

ケーブルパスを変形して2本のケーブルパスを結合する時に、この新しいモードを使用すると、これらのオブジェクトを1つのオブジェクトに統合するか、別々のオブジェクトのままにしておくかを切り替えることができます。

ケーブルパスを変形する

Spotlight

glTF/glbのサポート

Vectorworks Spotlight(およびVision)のMVR取り込みと取り出しのワークフローは、3dsからglTF/glbファイル形式に対応するようになりました。3ds形式が必要な場合は、レガシーとして使用できます。

MVRファイルの取り出し

MVRファイルの取り込み

ワークフロー:ビジュアライザとのデータ交換

Spotlight

2Dで荷重を揃える新しいSpotlight設定

2Dでのスナップ時に荷重の向きをリギングオブジェクトに合わせる新しい設定を使用すると、荷重を2Dビューで配置する時に、それらの向きをリギングオブジェクトに揃えることができます。

Spotlight設定:荷重とリギングペイン

Spotlight

VectorworksエンボディドCO2計算表

新しいVectorworksエンボディドCO2計算表(VECC)は、フォーマット済みのカスタムワークシートであり、プロジェクトの内包二酸化炭素レベルの計算に役立ちます。

エンボディドCO2計算表

Architect

次の表は、Vectorworks 2022ソフトウエアのサービスパック2で追加された新機能と改良された機能、これらの機能の説明が記載されているページ、およびその機能が含まれる製品の名称を一覧化しています。

機能

説明

記載場所

製品

シート上の個別の表題欄に対する表題欄マネージャのサポート

複数の表題欄があるシートに対して、どの表題欄を編集対象とするかを指定できるようになりました。

表題欄マネージャ

Architect、Landmark、Spotlight

Revit 2022へのサポートの追加

Revit 2022 のファイルを取り込みおよび取り出しできるようになりました。

Revitファイルの取り込み

3D形状のRevitへの取り出し

Architect、Landmark、Spotlight

Visionへ送信コマンドの改善

Visionへ送信コマンドは、.esc形式ではなく.mvr形式を使用するようになり、取り出しが改善されました。

ファイルをVisionに直接送信する

Spotlight

次の表は、Vectorworks 2022ソフトウエアのサービスパック1で追加された新機能と改良された機能、これらの機能の説明が記載されているページ、およびその機能が含まれる製品の名称を一覧化しています。

機能

説明

記載場所

製品

壁のカスタムシンボルにで壁との取り合いをサポート

壁にシンボルを挿入できるカスタムシンボル定義で、壁との取り合い設定を使用できるようになりました。

シンボル定義を作成する

壁との取り合い設定

シンボル定義に壁との取り合いコンポーネントを追加する

Architect、Landmark、Spotlight

AutoCADバージョン2022の取り込みと取り出しのサポート

Vectorworksは、DXF/DWGの取り込みと取り出しで、AutoCADのバージョン2022をサポートするようになりました。

DXF/DWGおよびDWFファイル形式

Fundamentals

次の表は、Vectorworks 2022ソフトウエアで追加された新機能と改良された機能、これらの機能の説明が記載されているページ、およびその機能が含まれる製品の名称を一覧化しています。

機能

説明

記載場所

製品

Apple® Siliconにネイティブ対応

Vectorworksは、Macの新しいApple Siliconプロセッサとしてネイティブに実行されます。M1チップを搭載したApple Silicon向けに最適化されたことで、Vectorworksはかつてないほど起動が高速になったほか、この高パフォーマンスのプロセッサを、ファイルの入出力やグラフィック表示、レンダリングなど、リソース負荷の高いタスクに最大限に活用します。

該当なし

Fundamentals

テクスチャ適用ワークフローの改善

新しいテクスチャツールおよびオブジェクト情報パレットのレンダータブの改良により、図形へのテクスチャの適用と、適用したテクスチャの管理がさらに簡単かつ柔軟になりました。キーボードショートカットのShift + Tは、三角形ツールからテクスチャツールに割り当て直されました。

テクスチャツールを使用してテクスチャを図形や面に適用する

オブジェクト情報パレットでオブジェクトのテクスチャを管理する

Fundamentals

属性パレットのユーザーインターフェイスの改良

属性パレットが再構成され、より明確で一貫したものになりました。さらに、選択した図形の属性設定を変更すると、すぐに図形に表示されるようになりました。デフォルトで、パレットはアプリケーションウインドウの左側のツールセットの下にドッキングされましたが、これは移動できます。また、すべてのパレットのユーティリティメニューがタイトルバーに移動したことで、より直観的にアクセスできるようになり、一貫性が向上しました。

属性パレット

Fundamentals

新たにスナップインターフェイスを備えた新しいステータスバー 

メッセージバーはステータスバーに変更されました。ステータスバーはスナップセットを備えており、使いやすいようにアプリケーションウインドウの右下に固定されています。スナップツール、スナップの一時無効、および設定にさらに簡単にアクセスできます。スナップツールからはキーボードショートカットが削除されましたが、必要に応じて独自のショートカットを作成できます。

スナップパラメータを設定する

アプリケーションウインドウ

Fundamentals

Maxon® Refshiftの新しいレンダリングタイプ

大規模あるいは複雑な3Dモデルの高性能なプロダクションレンダリングの生成に優れた、MaxonのRedshiftオプションを、Renderworksスタイルで使用きるようになりました。

Renderworksスタイル

Renderworksスタイルの作成

Fundamentals

隠線消去レンダリングの改善

以下の隠線消去レンダリングは、バックグラウンドで行われるようになりました:

デザインレイヤ

非断面のクロップされていないデザインレイヤビューポート(Vectorworks Design Suiteが必要)

非断面のシートレイヤビューポート

レンダリング(バックグラウンド)中もファイルでの作業を継続できます。

レンダリング(バックグラウンド)

Fundamentals

壁とワークフローの改善

壁では以下の点が改良されました:

壁の開口部における壁との取り合い断面および構成要素の回り込み状態を定義して、ドアや窓などを挿入する機能。

壁のプラグインオブジェクト/シンボルに対し、壁を基準にして挿入点を定義する機能。

壁の3D部位を表す汎用ソリッドが壁に追加されました。これらは、壁のグループを解除することで露出できます。

円弧壁ツールで、ツールと同じタイプの壁を挿入できるようになり、レポート作成がさらに簡単になりました。

壁との取り合い設定

その他のプラグインオブジェクトスタイルとインスタンスのオプション

Architect、Landmark、Spotlight

2Dレガシー機能の非推奨化

複雑になりすぎないように、古くなった2Dワークフローを有効にするVectorworksの一部機能が非推奨化されました。オブジェクトはスクリーンプレーンに設定できなくなり、図面には常に「統合」ビューが表示され、すべてのデザインレイヤで同じビュー、背景放射光、レンダリングモード、および背景テクスチャになりました。レガシー2D機能が含まれる既存のファイルでは、これらの機能を変わらず使用でき、新しいファイルではファイル設定として有効にできます。

ファイル設定:レガシー2D機能タブ

レガシー2D機能を使用する

Fundamentals

オブジェクトからクラスを作成、またはクラス属性を更新

図面内のオブジェクトを使用して、そのオブジェクトの属性を使用する新しいクラスを作成したり、既存のクラスのクラス属性を更新したりできるようになりました。

クラスを作成する 

オブジェクトからクラス属性を更新する

Fundamentals

デフォルトの寸法クラスを選択

選択したデフォルトのクラスに寸法を割り当てられるようになりました。

ファイル設定:寸法タブ

Fundamentals

検索条件のインターフェイス改良

選択するオブジェクトの検索条件を作成および管理するインターフェイスが改良されました。条件が明確になり、複雑な検索条件命令文の作成や更新がさらに簡単になりました。これは、ワークシート、データの可視化、図形選択、および特定図形を編集に影響を及ぼします。

検索条件ダイアログボックス

データの可視化新規設定を作成する

図形選択マクロを作成する

特定図形を編集のスクリプトを作成する

Fundamentals

ワークシート式の機能強化

式編集バーのテキストは構文によって色分けされ、式が長い場合はバーを拡大できます。

さまざまなダイアログボックスでワークシート関数またはフィールドを選択した場合に、リストの項目を絞り込めるほか、プラグインスタイル、データシート、IFCおよびCOBieデータ(一部のフィールドにはVectorworks Design Suiteが必要)に関連付けられたフィールドにアクセスすることもできます。

新しい数学関数や文字列処理関数、およびLookupが追加されました。

関数選択ダイアログボックスと式編集バー(Macのみ)に、関数の説明と例が表示されるようになりました。

包括的なワークシート関数の説明と例をオンラインで参照できるようになりました。

ワークシートセルに式を入力する

データベース列の関数またはフィールドを選択する

ワークシート関数

レポートを作成する

Fundamentals

サブパートのレポート作成

上位のオブジェクト(壁など)の一部で、サブパートオブジェクト(壁の構成要素など)に関するデータのレポートを作成したり、データをワークシートで一覧表示したりできるようになりました。このリリースでは、次のオブジェクトにサブパートが含まれるようになります:  壁、スラブ、屋根、屋根面、舗床、ランドスケープエリア、柱、ピラスター、および構造材。

「マテリアル」がワークシートのタイプの検索条件になり、マテリアルレポートが作成しやすくなりました。

検索条件ダイアログボックス

レポートを作成する

プラグイン定義

Fundamentals

ワークシートセルからExcel™へのイメージの取り出し

ワークシートをExcelに取り出す際、ワークシートデータと共にイメージが取り出され、可能な限りVectorworksでの表示に近くなるように調整されます。

ワークシートを取り出す

Fundamentals

Twinmotionへの直接リンク

VectorworksにTwinmotionなど、Unreal®レンダリングエンジンを利用するプログラムへの直接リンクが追加され、レンダリングしたシーンを簡単に同期できるようになりました。

Datasmithダイレクトリンクでのグラフィックのライブ同期

Fundamentals

シェイドレンダリングのエンジニアリング改善

MacとWindowsの両方のレンダリングエンジニアリングに対する更新の一環として、OpenGLレンダリングモードがシェイドレンダリングモードに名称変更されたほか、グラフィックパフォーマンスの環境設定が簡素化されました。

レンダリングモード

シェイド設定

環境設定:画面ペイン

Fundamentals

CMYKカラーマッピングの改善

カラーパレットでRGB値とCMYK値の間のマッピングが改善され、印刷用に正確なCMYKカラーを設定できるようになりました。

該当なし

Fundamentals

リソースマネージャで、ファイルのコンテンツをシンボル定義として取り込む

リソースマネージャで、特定のファイル形式のコンテンツをシンボル定義として直接取り込めるようになりました。新しいシンボル取り込み(一括)コマンドを使用すると、複数のファイルやフォルダを取り込むことができます。

ファイルのコンテンツをシンボル定義として取り込む

Fundamentals

四角形の変形と面積の維持

新しい変形ツールモードを使用すると、四角形、四角形状の曲線/多角形、および四角形状のプラグインオブジェクトの面積を維持できます。

面積保持で辺移動モード

Fundamentals

2Dオブジェクトを縦横同比率で面積に従って伸縮

2Dオブジェクトおよびパスに基づくプラグインオブジェクトを、指定する面積に従って縦横同比率で伸縮できるようになりました。

図形を伸縮する

Fundamentals

繰り返しコマンド

最後に実行したコマンドを再実行および最近使用したコマンドを選択して、コマンドを簡単に再使用できるようになりました。

繰り返しコマンド

Fundamentals

シートレイヤ名の一括変更の改善

名前一括変更コマンドで、シートレイヤのタイトルとシートレイヤ番号を区別できるようになり、どちらか一方または両方の名前を個別に変更できるようになりました。

名前一括変更

Fundamentals

スクリプトエディタの機能強化

スクリプトエディタダイアログボックスの新機能として、テキストの検索/置換、最後の操作の取り消し/やり直し、特殊文字の表示/非表示ができる機能が含まれるようになります。括弧の一致、ヒントの呼び出し、オートコンプリートなどの新しいコードヒント機能が追加され、スクリプトを記述する際のエラー削減に役立ちます。

スクリプトパレットとスクリプトを作成および編集する

Fundamentals

新しい回転コマンド

新しい各自が左に90°/各自が右に90°コマンドを使用すると、オブジェクト(グループ化したオブジェクトを含む)を個々の挿入点を中心に90°回転できます。

回転角度が固定された回転

Fundamentals 

オブジェクト情報パレットに線の長さが表示される線の長さの改良

オブジェクト情報パレットに、線の長さが極座標系とX-Y座標系の両方で表示されるようになりました。複数の線を選択すると、選択したすべての線の長さを合計した値が表示されます。

該当なし

Fundamentals

画面変更の取り消し回数を設定の機能強化

図面のビューを変更せずに操作を取り消すことができるようになりました。

環境設定:その他ペイン

Fundamentals

現在のファイルに保存したツールの設定

スペースツール、勾配ツール、手摺/フェンスツール、ハイパーリンクツール、RenderMallプラントツール、およびmtexturの取り込みコマンドのツール/コマンド設定を各ファイルに保存して、ほとんどのVectorworksツール/コマンドで一貫したパフォーマンスを維持できるようになりました。

該当なし

Fundamentals

取り込んだCivil 3Dファイルで図形の表示を改善

取り込んだCivil 3Dファイル(.dwg)の図形が、その図形のグラフィック表示を含むVectorworksのグループに変換されるようになりました。

DXF/DWGおよびDWFファイルの取り込み

Fundamentals

最初の起動時のサインイン

Vectorworksをインストール後に初めて起動すると、プレミアムライブラリなどの機能にアクセスするためにサインインするよう求められるます。

インストールする

Fundamentals

mtexturのマテリアルを取り込む新機能

物理的プロパティおよび構造的プロパティを含むmtexturのマテリアルリソースを取り込めるようになりました。

mtexturテクスチャの取り込み

Fundamentals

Vectorworks Design Suiteへの名称変更

マーケティング戦略に伴い、「Vectorworks Designer」および「Vectorworksデザインシリーズ」の名称が、「Vectorworks Design Suite」に変更されました。

Vectorworks 2022オンラインヘルプ

該当なし

データタグの改良

新しいモードを使用すると、選択したオブジェクトのグループにタグ付けできます。

タグを選択すると、タグ付けしたオブジェクトの隣にアイコンが表示されます。

自動番号付け設定のインターフェイスが改良され、他のプラグインオブジェクトで使用できるように再設計されました。

タグフィールドは、オブジェクトパラメータ、レコードフォーマットフィールド、またはIFCエンティティにリンクできます。

タグフィールドに単位記号のない面積と体積を表示できるほか、ファイルの単位とは異なる単位を表示することもできます。

タグフィールドにZ軸の値を表示できます。

タグフィールドにワークシート関数を含めることができます。

新しいボタンを使用して、タグフィールドの定義を現在の設定に置き換えることができます。

データタグおよびラベルを追加する

データタグを編集する

データタグスタイルを作成する

Architect、Landmark、Spotlight

図形からデータタグスタイルを作成

データが連結されている任意の描画図形から、データタグスタイルをすばやく作成できるようになりました。

オブジェクト情報パレットの新しい拘束設定で、タグの文字と2D図形の位置を制御できます。

基本的なデータタグスタイルを作成する

データタグスタイルを編集する

Architect、Landmark、Spotlight

データマネージャでのマッピング条件式の機能強化

ワークシート関数を使用して、詳細なマッピング条件式を作成できるようになりました。

定義を詳細設定の編集ウインドウに色分けされた構文が表示されるようになり、また構文エラーがある場合に警告が表示されるようになりました。

マッピングの条件式を作成または編集する

Architect、Landmark、Spotlight

IFC取り出しに含まれる基本数量の改善

手摺/フェンスの長さと階段の面積データフィールドが追加されました。これらはオブジェクト情報パレットに表示され、レポートで使用できます。スペース、階段、および手摺/フェンスオブジェクトに、デフォルトでより正確な基本数量が割り当てられるようになり、数量算出(QTO)計算や4D/5D BIMシミュレーションを実行するソフトウエアパッケージとの相互運用性が向上しました。  

該当なし

Architect、Landmark、Spotlight

共有プロジェクトでチェックアウトしたオブジェクトのリスト

プロジェクト共有ダイアログボックスの新しいオブジェクトタブに、現在チェックアウトしているすべてのオブジェクトの詳細が表示されます。特定のオブジェクトのリリースや、チェックアウトコメントを編集することもできます。

保存や反映の操作時に、チェックアウトまたは変更したオブジェクトのリストを確認できるようになりました。オブジェクトをダブルクリックすると、図面上でそのオブジェクトが特定されます。

オブジェクトタブ

プロジェクトファイルに変更を反映する

Architect、Landmark、Spotlight

フィーチャ サービスをジオリファレンスレイヤに結合

ArcGISなどのサーバーからオンラインで利用できるフィーチャ サービスを、Vectorworksのレイヤと関連付けられるようになりました。これにより、フィーチャ サービスのベクトル形状およびデータの作業や視覚化が可能になります。例として、ビル、道路、区画、およびその他のデータが挙げられます。適切な権限があれば、編集したデータを他のチームメンバー向けにサーバーにアップロードし直すことができます。

フィーチャ サービスを使用する

Architect、Landmark、Spotlight

GISと他のプログラムの相互使用を改善

ジオリファレンス設定されたDXF/DWG、IFC、およびイメージファイルの取り込みと、DXF/DWGファイルの取り出しが改善されました。

DXF/DWGおよびDWFの取り込みオプション

DXF/DWGおよびDWFファイルの取り出し

IFC形式との相互使用

ジオリファレンスしたイメージの取り込み

Architect、Landmark、Spotlight

タイルのダウンロードにおけるジオイメージのサポート

イメージサーバーでタイルイメージのみが提供されている場合は、オブジェクト情報パレットの新しいオプションでタイルマップをダウンロードして、自動または特定の詳細レベルを選択できます。

ジオロケーションイメージを追加する

Architect、Landmark、Spotlight

「クラス属性」の属性設定を、さらに多くのオブジェクトタイプで使用可能

勾配、手摺/フェンス、スペース、および階段のすべての部位または個々の部位で、「クラス属性」のグラフィック属性を簡単に設定または削除できるようになりました。

全般的な勾配図形設定を指定する

手摺/フェンス設定:属性ペイン

スペースを設定:グラフィック属性ペイン

階段設定:グラフィック属性タブ

Architect、Landmark、Spotlight

階段の新しい変形機能

変形ツールを使用して、階段を手動で変形できるようになりました。

階段を変形する

Architect、Landmark、Spotlight

形状を描画して階段を定義

3つの新しい作成モードにより、形状を描画して階段の境界の外側を定義できます。

対角コーナーモードで階段を描画する

Architect、Landmark、Spotlight

スペースオブジェクトの面積情報の改善

複数のスペースオブジェクトを選択すると、オブジェクト情報パレットに面積(ネット)、減算の値、測定面積(ネット)、面積(グロス)などの累積的な面積情報が表示されるようになりました。

該当なし

Architect、Landmark、Spotlight

新しいスペースの編集ダイアログボックス

スペースオブジェクトの編集コンテキストメニューコマンドから、スペースの編集ダイアログボックスにアクセスして、編集するスペースの外観を選択できるようになりました。スペースオブジェクトをダブルクリックして編集方法を指定することもできます。

スペースの境界線を編集する

Architect、Landmark、Spotlight

スペース番号設定の改善

自動のスペース番号設定機能が、データタグの番号設定のように機能するよう変更および改善さました。 

スペースを設定:番号設定ペイン

自動でスペース番号を設定する

Architect、Landmark、Spotlight

スペースオブジェクトに窓の表面積フィールドを追加

スペースオブジェクトレコードの新しいフィールドにより、スペースラベル、ワークシート、およびオブジェクト情報パレットに、窓の面積や、窓の面積とスペース面積(ネット)の比率を表示できるようになりました。

該当なし

Architect、Landmark、Spotlight

手摺/フェンスツールオブジェクトのオフセット

パスからのオフセットの値を入力して、手摺またはフェンスを作成するために描画したパスから、それらをオフセットできます。

手摺/フェンス設定:一般ペイン

Architect、Landmark、Spotlight

Solibriダイレクトとのビューの同期の改善

Solibriダイレクトダイアログボックスの新しいビューの変更設定により、ビューと投影の方法を常に自動的に同期できます。

SolibriとIFCデータをやり取りする

Architect、Landmark、Spotlight

マリオネットの機能強化

マリオネットツールは、以下の点が改良されました:

ノード間のワイヤを連結する方法が追加され、効率性が向上

ネットワークの特定の部分を実行するためにノードを無効化できる機能

デバッグモードにおける各ノードで消費される時間の表示

1回の実行でリスト内の値を処理するノードを示すグレイのノード名

マリオネットネットワーク 

マリオネットツールを使用してノードを配置する

Architect、Landmark、Spotlight

VBvisualをRenderMallに名称変更

VBvisualはRenderMallに変更されました。VBビジュアルプラントツールはRenderMallプラントツールに名称変更されました。

RenderMallから3D植栽を追加する

Architect、Landmark、Spotlight

地形モデルの構成要素

地形モデルの地質学的要素を指定できるようになり、特定の場所の構成要素の厚みを指定することで、断面図で適切に描画できるようになりました。

地形モデルの構成要素を作成する

Architect、Landmark

舗床の改善

舗床に、保存済み設定ではなくプラグインオブジェクトスタイルが使用されるようになりました。また、舗床の構成要素にスラブの構成要素が使用されることはなくなり、舗床のメイン(面)の構成要素と枠の構成要素になりました。

舗床を作成する

Architect、Landmark

座席セクションレイアウトを編集する際の新しいオプション

座席セクションレイアウトを編集する際のオプションが増えて、フィードバックが改善されました:

境界線の編集時に座席を更新するか、または座席の編集時に境界線を更新するか、あるいは編集内容を完全に破棄するかを選択できます。

パラメータの変更によって座席セクションレイアウトの並べ替えが発生する場合は、警告が表示されます。

座席セクションレイアウトを編集する

Architect、Spotlight

植栽ツール設定の効率化

植栽設定、および植栽スタイルダイアログボックスとオブジェクト情報パレットが再構成されて、植栽の配置時や編集時、および他の種類のプラグインオブジェクトスタイルとの間で一貫性を保てるように効率化されました。

植栽設定

Landmark

ジオリファレンス設定された既存樹木データの取り込みのサポート

地理データを含む樹木調査データファイルを、1本の樹木または樹木を含む領域として、ジオリファレンスファイルに取り込めるようになりました。

樹木調査データファイルから既存樹木を取り込む

Landmark

植栽オブジェクトで新たに根域をサポート

植栽の根鉢および植穴ゾーンの属性と寸法をカスタマイズできるようになりました。

植栽設定:根域ペイン

Landmark

Landmarkのテンプレートと壁スタイルの改良

Vectorworks Landmark製品の新しいテンプレートとして、以下が含まれるようになります:

各種の共通するデザインワークフローおよびプレゼンテーションに使用可能な、複数のデザインレイヤとシートレイヤ

ランドスケープおよびサイトデザインに適した、高さが固定された新しい壁スタイルのコンテンツ

テンプレートやVectorworks Landmarkの機能を効果的かつ効率的に使用するための手順が記載されたRead Meレイヤ

該当なし

Landmark

アクセサリ配置の更新

アクセサリ配置ツールに新しい選択中の器具に適用モードが追加され、選択したすべての照明器具に同じアクセサリを追加したり、またはすべてのアクセサリを削除したりできるようになりました。 

アクセサリに番号を付ける新しい方法は2つあります:

照明用番号付けコマンドを使用して、アクセサリの番号付けオプションを設定します。

Unit Number(ユニット番号)をアクセサリにコピーコンテキストメニューコマンドを使用して、照明器具の番号をすべてのアクセサリに適用します。

図面領域でアクセサリを挿入または削除する

照明仕込み図用オブジェクトに番号を付ける

Unit Numberをすべてのアクセサリにコピーする

Spotlight 

概略図の改善

概略図の挿入点を設定できるようになりました。

概略図にモデル図形のレイアウトが保持されるようになりました。これには非線形リギングシステムも含まれます。

概略図では、吊り角度のあるトラスがよりリアルに見えるようになりました。

オブジェクトが強調表示され、モデルや概略図で荷重を配置または移動しやすくなりました。

概略図のオブジェクト情報パレットに元のオブジェクトのプロパティが表示され、編集しやすくなりました。

概略図でデータタグを配置したり、照明用番号付け器具の検索と変更、およびLighting Deviceを置き換えコマンドを使用したりできます。

概念:概略図

概略図を作成する

概略図のプロパティ

Spotlight

GDTFの改善

MVRの取り出しを使用して、GDTFの照明器具をVectorworksからVisionへ簡単に送信できるようになりました。

ワークフロー:ビジュアライザとのデータ交換

Spotlight

複数の照明器具をよりすばやく選択して編集できる機能

新しいコンテキストメニューコマンドを使用すると、器具の種類、位置、またはリギングオブジェクトの位置が同じすべての照明器具をすばやく選択できます。

新しいLighting Deviceを入れ替えコンテキストメニューコマンドを使用して、2つの照明器具の幾何学的位置と連結データを入れ替えることができます。  

条件を指定して照明器具を選択する

照明器具を入れ替える

Spotlight 

器具の検索と変更コマンドの改良

器具の検索と変更ダイアログボックスのレイアウトが新しくなり、オプションが追加されました。

新しい検索オプション:

すべてまたは一部の器具の種類の検索

値の範囲または一連の値を使用した器具の検索

選択した器具に基づく検索

再利用できるように検索条件と操作の設定を保存

新しい操作オプション:

2つの照明器具フィールドの値を入れ替える

あるフィールドから別のフィールドへ値を簡単に移動またはコピーする

現在の選択に追加するか、または置き換える

ダイアログボックスを閉じずに、複数の変更一式を適用する

器具の検索と変更

Spotlight

照明アクセサリとマルチセルに固有のパラメータ値

アクセサリやマルチセル器具のセルで、一部の照明器具パラメータを個別に設定できるようになりました。

Spotlight設定:Lighting Device:パラメータペイン

Spotlight

リギングオブジェクトと荷重オブジェクトの関連付けの明示

選択したオブジェクトをリギングオブジェクトに連結できるかどうかが、オブジェクト情報パレットに表示されるようになりました。連結可能なオブジェクトにはPosition(吊り元)フィールドが実装され、連結先のリギングオブジェクトの吊り元の名前(Position Name)が自動的に表示されます。荷重オブジェクトのPosition(吊り元)フィールドに吊り元の名前(Position Name)を入力して、荷重を連結することもできます設置場所フィールドを含むオブジェクトは、リギングオブジェクトに連結できません。

概念:荷重をリギングオブジェクトに連結する

Spotlight

吊り元の荷重の連結改善

荷重の調整ツールとリギングオブジェクト上のLighting Deviceを選択コンテキストメニューコマンドが吊り元に対応しました。

荷重を調整する

1つのリギングオブジェクト上のすべての照明器具を選択する

Spotlight

Spotlightオブジェクトの挿入点の改善

複数のSpotlightオブジェクトの挿入方法が改善されました: 

他のリギングオブジェクトと一貫性を持たせるため、照明バトン(ラダー)の挿入点はオブジェクトの下部中央に設定されます。

照明器具にブームアームや傘付きクランプなどの基部アクセサリを連結すると、器具の挿入点が適切にオフセットされます。 

カスタムのアクセサリシンボルを作成するような熟練したユーザーは、照明器具の挿入点が基部アクセサリからオフセットされる位置を指定できます。

照明バトン(ラダー)を配置する

概念:アクセサリ配置

ワークフロー:アクセサリシンボル定義を作成する

Spotlight

照明仕込み図用オブジェクトを増分で整列

新しい増分値で整列コマンドを使用すると、照明器具などのVectorworks Spotlightのオブジェクトを、指定した増分に最も近い位置に自動的に整列できます。

照明の項目を増分により整列する

Spotlight

ソフトグッズツール機能の改良

新しいソフトグッズ機能として、以下が含まれるようになります:

スタイルの実装

カーテンと一文字幕の自動重量計算

二重壁の機能と、カーテンパーテーションの組立品に使用する金物のより細かな制御

テキスト表示の拡大と、ラベルをカスタマイズできる多くの新しいオプション

新しい3D表示オプション

追加のオブジェクトパラメータによる情報/データトラッキングの改善と、デザインの精度向上

ソフトグッズを挿入する

Spotlight

Spotlightのビデオカメラ設定における精度向上 

複数のビデオカメラ設定を、より細かく制御できるようになりました:

カメラを-90°~90°の間で傾けることができます。

対角画角の値を編集して、FOVを決定できます。

小数の値を入力して、カメラのパン 左/右カメラの傾き 上/下カメラの回転 左/右対角画角、および焦点距離の値を正確に調整できます。

ビデオカメラを配置する

Spotlight

レガシーケーブルツール

ケーブルツールの機能強化と電力計画の機能一式の導入により、従来のケーブルツールがレガシーになりました。

該当なし

Spotlight

ケーブルの改良

ケーブル部品の管理ダイアログボックスの新しいフィールドで、ケーブル部品のワイヤー断面を定義できます。

ケーブルは、ケーブルスタイルで指定するデータタグと一緒に挿入できます。 

新しい設定により、ケーブルで以下の項目が可能になります:

電力パッチが適用された器具を自動的に接続

モデル内の既存のパスに追従

共有されているケーブルパス上のオフセットした位置に表示

ケーブルでは、パスに沿った任意の地点でケーブルパスを開始および終了できます。

ケーブル電路は適応性があります。接続されている器具を移動したり、関連付けられているパスを編集したりすると、自動的に調整されます。

ケーブル部品を管理する

ケーブルを設定する

ケーブルを描画する

ケーブルを編集する

Spotlight

電力計画

電力計画の機能一式により、新たな方法で電気器具に電力パッチを適用できます: 

オブジェクト情報パレットで接続を指定します。  

選択したオブジェクトに電力パッチおよび吊り元のオブジェクトに電力パッチコマンドを使用します。

電力計画パレットで器具にパッチを適用します。 

電力計画パレットには、編集可能な電気ネットワーク図と印刷用の電力消費データも表示されます。

熟練したユーザーであれば、電気部品コンポーネントツールでカスタムの電気機器シンボルを作成できます。 

ケーブルと電力計画

電気系統に電力パッチする

電力計画パレット

カスタム電気機器を作成する

Spotlight

トラスマグネット

Vectorworksライブラリのトラスシンボルにマグネットを使用して、トラス連結オプションを正確に設定できるようになりました。

熟練したユーザーであれば、カスタムのトラスリソースにマグネットを追加したり、新しい機能を適用したり、誤った連結を修正したりできます。トラスデータに基づいて自動的にマグネットを挿入するか、マグネットツールを使用してマグネットを3Dで配置します。

トラスマグネットを更新コマンドを使用すると、レガシーのカスタムコンテンツでマグネットを挿入できます。 

概念:トラスのマグネット

トラスデータに基づいてマグネットを挿入する

マグネットを手動で配置する

マグネットを調整する

Spotlight、Braceworks

Braceworksのエラーメッセージ改善

Braceworksのエラーがさらにわかりやすくなり、ユーザーはVectorworksヘルプを表示して、エラーの解決方法に関する情報を入手できるようになりました。

エラーのヘルプを表示する

Braceworks

SpotlightおよびBraceworksユーザー向けの手摺/フェンスおよび手摺/フェンス結合ツール

Vectorworks SpotlightおよびBraceworksのデフォルトの作業画面にあるイベント計画ツールセットで、手摺/フェンスツールと手摺/フェンス結合ツールを使用できるようになりました。

手摺とフェンスを作成する

手摺とフェンスを結合する

Spotlight、Braceworks

マニュアルの改良

以下の表は、Vectorworks 2022ソフトウエアでマニュアルに加えられた主な改良点を一覧にしています。

機能

内容

記載場所

ヘルプシステムの新しい外観と機能の改良

ヘルプシステムが更新されて、使いやすくなりました。ナビゲーションや検索が改善されたほか、柔軟なトピックウインドウによりフレームが不要になりました。

Vectorworks 2022オンラインヘルプ

ビデオリンクの埋め込み

ヘルプ内で直接、参考ビデオを視聴できるようになりました。ビデオは該当するトピックに埋め込まれているため、簡単に見つかります。ビデオは、ページ上、ポップアップウインドウ、あるいはビデオのホストサイト(YouTubeまたはVimeo)で再生できます。

Vectorworks 2022オンラインヘルプ

カスタムのマルチセル照明器具シンボルの詳細なワークフロー

マルチセルのシンボル定義を作成するワークフローが効率化されて、さらに多くのヒントやイラストが追加されました。

ワークフロー:マルチセルのシンボル定義を作成する

配線と電力パッチ適用のワークフロー改善

Vectorworks Spotlightでケーブルレイアウトを計画するワークフローに新たな電力パッチ適用機能一式が追加され、ケーブルツールのモードや設定に関する詳細な情報が得られるようになりました。

ワークフロー:電力パッチする

トラスマグネットやトラスの挿入に関するヒントの概要

新たな概念では、マグネットによって有効なトラスの連結が可能になる仕組みや、カーソルを使用してトラスを正しく挿入する方法について説明しています。この情報は、カスタムのトラスシンボルを作成する熟練したユーザーや、Vectorworksライブラリのトラスシンボルを使用してリギングを設計するすべてのユーザーにとって役立ちます。

概念:トラスのマグネット

ヘルプヘッダの「固定」表示

サービスパック3では、長いページをスクロールする場合にも、ヘルプヘッダの検索エリアとその他の項目を使用できます。

Vectorworks 2022オンラインヘルプ